*目次 [#i89adc49] 基本的にネタバレなので注意 #contentsx *メインイベント(主) [#b8c152c8] // *メインイベント(神具入手前にレイブレアで分岐させる) [#w3a65951] **六つ目の神具入手 [#q26cc2ee] ラグナスティア~ 「これで、邪霊の手に渡った2つを除く、~ 6つの神具が全て揃いました」~ 「後は、この神具を持ってコントラキオに行き、~ 邪霊を倒して神具を取り戻し、~ フィオナ様の名を刻むだけです」~ 「……お願いです、私に代わって~ フィオナ様の主権を取り戻してください」~ ~ 引き受けますか?~ はい~ いいえ~ ~ ~ (はいを選択)~ ~ ~ ラグナスティア~ 「本当は、軍隊を向かわせるつもりでしたが、~ おそらく、今の力で私達が動いても~ 返り討ちにあって神具を奪われるでしょう」~ 「もう、頼れるのは皆様だけなのです。~ 冒険者として自由に生きるはずの皆様に~ このような事を願うのは筋違いなのですが……」~ 「無理を承知でお頼みします。~ 皆様のお力とお命、このラグナスティアに~ 預けて頂けませんでしょうか」~ 「コントラキオの扉は、~ 既に開いていることでしょう」~ 「この大地を救ってください。~ そして、もう一度……~ 無事に戻って、その笑顔を見せて下さい」~ 「どうか、どうか……~ 皆様に、フィオナ様のご加護がありますように……」~ ~ ~ (いいえを選択)~ ~ ~ ラグナスティア~ 「……人払いを」~ ~ ラグナスティアが命じると、~ 首をかしげながらも衛兵らは退室して行った。~ 今、君たちとラグナスティア以外に誰もいない。~ ~ ラグナスティア~ 「触れたのですね。~ 知ったのですね。~ この大地に隠された歴史を」~ 「今、私が成そうとしている行為は、唾棄すべき裏切りです。~ それは、わかっています。しかし……」~ 「討たねばなりません」~ ~ 女王は呼吸を整えるように、~ 小さく息を吸い込んだ。~ ~ ラグナスティア~ 「ウルナ様のお戻りを祝うという事は、~ フィオナ様の大地を失い、もう一度全てをやり直す事になります」~ 「そのような大事変が起きれば、~ 私たちの生活もただではすみません」~ 「私たちが今日まで築き上げてきたもの。~ 文化、財産、想い出、そして命の安全……~ それらを全て捨てなければなりません」~ 「……私はビステール女王であると共に、~ この大地の……フィオナ様の巫女です。~ みなさんの命や財を守る義務があります」~ 「たとえ全てを知っていたとしても、~ その行為が恩知らずであろうとも、~ 私は、ウルナ討伐の命を下さねばなりません!」~ 「ウルナ様に許しを請うつもりはありません。~ この裏切りは、私が命じたものである……。~ そう、ウルナ様に伝えてください」~ 「これが、フィオナ様の巫女であり、~ ビステール女王でもある、~ ラグナスティアの決断です!!」~ ~ 言葉は強かったが、~ ラグナスティアの目には涙が滲んでいた。~ 握り締めた拳は小さく震えている。~ 今、ラグナスティアを支えているのは、~ 女王という大きな責任だけなのだろう。~ ~ ラグナスティア~ 「責任は、全て私が取ります。~ 心が折れそうになったら、城下の皆さん、~ 他の町の人々の顔を思い出してください」~ 「彼らを守れるのは、皆さんだけなのです」~ 「無理を承知でお頼みします。~ 皆様のお力とお命、このラグナスティアに~ 預けて頂けませんでしょうか」~ 「コントラキオの扉は、~ 既に開いていることでしょう」~ 「この大地を救ってください。~ そして、もう一度……~ 無事に戻って、その笑顔を見せて下さい」~ 「どうか、どうか……~ 皆様に、フィオナ様のご加護がありますように……」~ ~ ~ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ ~ ~ ウルナ~ 「お前でもだめだったか……」~ ~ ゼシュローム~ 「こうなれば、コントラキオで向かえ討つ(原文ママ)方が~ よろしいかも知れませんな」~ ~ ウルナ~ 「奴らめ、どうあっても私を……」~ ~ ゼシュローム~ 「コントラキオの最深部を拠点としましょう。~ 我らエスペル=デクスが持ちうる~ 最強の軍勢を呼び寄せ……ウルナ様?」~ ~ ウルナ~ 「許さない…… 絶対に、許さないぞ……」~ ~ ゼシュローム~ 「…………」~ ~ ウルナ~ 「この戦い、負けるわけにはいかぬ。~ 命に代えても、勝利するのだ!!」~ 「来るが良い、~ 恩知らずの裏切り者どもめ……!!」~ // *ゆめのなかのミルコ一家 [#g2c21a7d] ヘス~ 「むぅ……ここは一体!?~ しかも、あやつらまでいるぞ」~ ~ ゼファル~ 「これは面妖な……」~ ~ ザッパー~ 「なんか、変な感じだな。~ 五感があるような、無いような……」~ ~ エルピーナ~ 「わかった、きっとこれは夢なのよ!」~ ~ ミルコ~ 「へぇ~……~ あ、そうだ!~ 夢の中なら勝てるかもしれないよね!」~ ~ ゼファル~ 「またそういう……」~ ~ グルティア~ 「良いじゃありませんか。~ どの道、戦いは避けられないでしょうし」~ ~ ミルコ~ 「よぉし、思いっきり行くぞー♪」~ ~ (戦闘)~ ~ ミルコたちを蹴散らした。~ ~ ミルコ~ 「また負けちゃった……~ でも、夢ならいいよね!」~ ゼファル~ 「なんですか、その態度!」~ ~ ミルコ~ 「だって、夢だもん」~ ~ ゼファル~ 「ならば、夢でもヘルマスター!!」~ ~ ゼファル(鉄仮面)~ 「フゴォォォォオオオオ!!」~ ~ ミルコ~ 「ひーーー!?」~ ~ グルティア~ 「みんなと夢の中にいる夢を見ている……~ 不思議なものですね」~ ~ ザッパー~ 「ミルコじゃねぇけど、~ これ、起きたら何も無かった事に~ なってるってパターンか?」~ ~ ミルコ~ 「記憶も残ってないのかな?」~ ~ ゼファル~ 「なるほど、記憶に残らない。~ なるほどねぇ。~ ……ふっふっふ!」~ ~ ミルコ 「え? ゼファル?」 ゼファル~ 「はっはっは、そうですか、記憶に残らないと!~ ならば、はっちゃけても良いんですよねぇ!?」~ ~ ミルコ~ 「う、うん。良いとは思うけど……」~ ~ ゼファル~ 「ふ……ふふふっ……」~ 「ふははは! ならば、出陣だああああああ!~ 俺に、俺についてこいよぉぉぉおおお!~ ぶっこわせぇぇぇ! うっひょぉぉおおお!!」~ ~ ゼファルは剣を振り回しながら去っていった。~ ~ ミルコ~ 「ゼ、ゼファル…… どうしちゃったの?」~ ~ ザッパー~ 「ゼファルなんて放っておけよぉ」~ ~ ミルコ~ 「そうはいかな…… ザッパー?」~ ~ ザッパー~ 「なぁ、ミルコぉ……~ お前な、早く強くなって、~ 俺の背中に乗ってくれよぉ」~ ~ ミルコ~ 「いや、まぁ…… そのつもり……」~ ~ ザッパー~ 「待ってるんだからさぁ。~ 俺の手綱はぁ、お前の為にだけあるんだぜぇ?~ ソコんとこ、わかってるぅ?」~ ~ ミルコ~ 「わかってる……~ っていうか、そんなに擦り寄ってこられても」~ ~ ザッパー~ 「じゃあさぁ、もっと稽古しろよぉ~」~ 「でないと俺様、他の人のグリフォンに~ なっちゃうかも知れないぜ?~ いいの? いいのぉ?」~ ~ ミルコ~ 「ち、近い、近いって……~ ちょっと! ザッパー!?」~ ~ ザッパー~ 「なぁ~ なぁ~ってばぁ~~~♪」~ ~ ミルコ~ 「ザ、ザッパーも変になった!?~ た、助けてぇ……!!」~ ~ ザッパー~ 「あ、ミルコぉ~ 待てよぉ~~~♪」~ ~ 2人は走り去って行った。~ ~ ヘス~ 「おかしな場所じゃのう。ならば、わしも……~ 少し遅い春を探しに行こうかのぉ~!?~ ふおっふおっふおっ!!」~ ~ ヘスは走り去って行った。~ ~ エルピーナ~ 「……アホらし。~ あたし帰るね。おやすみ、姐さん」~ ~ グルティア~ 「ええ。おやすみ、エルピ……」~ ~ エルピーナ~ 「ちゅっ♪」~ ~ グルティア~ 「!!~ な、ななな……!?」~ ~ エルピーナは飛び去って行った。~ ~ ミルコ~ 「はぁ、はぁ、はぁ……~ やっと振り切った!!~ グルティア、大丈夫?」~ ~ グルティア~ 「え、えぇ。~ 大丈夫のような、大丈夫じゃないような……。~ 坊ちゃまはご無事だったようで」~ ~ ミルコ~ 「まったく、~ 夢だからってみんな好き放題しちゃって」~ 「走ってて気付いたんだけどさ、~ この服、~ 少し小さくなっちゃってるみたいなんだ」~ ~ グルティア~ 「あら、本当ですわね。さすが育ち盛りですわ」~ ~ ミルコ~ 「また、服を作ってくれる?~ 家から取り寄せてもいいんだけど、~ ボク、グルティアの縫ってくれた服がいいな」~ ~ グルティア~ 「ええ、構いませんよ」~ ~ ミルコ~ 「ありがと!」~ ~ グルティア~ (本当に、大きくなりましたわね)~ ~ ミルコ~ 「今度は動き回っても大丈夫なように……」~ ~ グルティア~ (夢の中、ねぇ)~ ~ ミルコ~ 「丈夫で動きやすいとかー……」~ ~ グルティア~ (何をしても、目が覚めたら覚えてないと……)~ ~ ミルコ~ 「ねぇ、聞いてるの?」~ ~ グルティア~ 「……ぇばいいのに」~ ~ ミルコ~ 「どうしたの?」~ ~ グルティア~ 「ミルコ様なんて、死んじゃえばいいのに」~ ~ ミルコ~ 「えっ!?」~ ~ グルティア~ 「レンザー家なんか世継ぎが居なくなって、~ 没落してしまえばいいのよっ!!」~ ~ グルティアは両手でミルコの頬をつねった!~ ~ ミルコ~ 「ほへー!?」~ ~ グルティア~ 「ミルコ様なんて、ミルコ様なんて……!!」~ ~ ミルコ~ 「ひはいー! ひはひほー!?」~ ~ グルティア~ 「こうしてやる…… こうして!!」~ ~ ミルコ~ 「はへへほ、ふるひぃあーーー!?」~ ~ グルティア~ (何よ、情けない声出して!~ こんなガキのために、私は……!!)~ ~ ミルコ~ 「はひー!? はひひー!?」~ ~ グルティア~ 「…………」~ ~ ミルコ~ 「ふぐぅ~ ひゃへへ~~~」~ ~ グルティア~ 「……まったく」~ ~ ミルコ~ 「ぷはっ!!~ な、何するんだよグルティア!~ 急につねるなんて……わあっ!?」~ ~ グルティア~ 「よい……しょっと」~ ~ ミルコ~ 「う、うわっ? グルティア!?」~ ~ グルティア~ (それでも、私が育てたのか…… この子を……)~ ~ グルティアはミルコを抱きかかえた。~ ~ ミルコ~ 「お、おろしてよ、恥ずかしいよ!~ つねったり、抱っこしたり、~ グルティアも変になっちゃったの!?」~ ~ グルティア~ 「……変に?~ そうですね。そうかも知れませんわ。~ ウフフフ!」~ ~ ミルコ~ 「がーん……」~ ~ グルティア~ 「あの、坊ちゃま」~ ~ ミルコ~ 「なに?」~ ~ グルティア~ 「少し……~ その、2人で歩きませんか?~ 探検してみません? この場所を。……ね?」~ ~ ミルコ~ 「……降ろしてくれるなら」~ ~ グルティア~ 「はいはい」~ ~ グルティアはミルコを降ろした。~ ~ ミルコ~ 「い、言っておくけど!~ もう。子供じゃないんだからね!?」~ ~ グルティア~ 「わかってますわ」~ ~ ミルコ~ 「なら、いいけど……」~ ~ グルティア~ 「申し訳ありません。~ ふふっ。怒らないでくださいな」~ ~ ミルコ~ 「もぅ…… じゃ、行こうか!」~ ~ ミルコはグルティアの手を取った。~ ~ グルティア~ 「あっ……」~ ~ 2人は去っていった。~ ~ *エルミナージュ・司書の部屋 [#ad11dd54] **エルミナージュ進入(1周目) [#ea0ed81b] ヒズベルト~ 「あらあら、~ 可愛い子羊ちゃんたちが~ 迷い込んで来たこと」~ 「どうしようかしら?~ このまま送り返しちゃうかな……」~ 「う~ん……」~ 「…………」~ 「…………まぁ、いいわ」~ 「ここはエルミナージュ。~ そして、私はヒズベルト。よろしくね」~ **エルミナージュ進入(2周目) [#ladbb7e4] ヒズベルト~ 「また来ちゃったの?」~ 「はぁ……。~ まったく、しょうがない子たちね」~ 「ん?~ 『また』って、どういう意味かって?~ いいのいいの。気にしないで頂戴」~ 「ここはエルミナージュ。~ そして、私はヒズベルト。よろしくね」~ **話す [#zae04621] ***ヒズベルトについて [#lcf74e64] ヒズベルト~ 「エルミナージュは、~ 神々によって産み出された世界に起きた、~ 全ての出来事を記録している場所」~ 「あなたにとっては途方も無い話だろうけど~ フィーナス・ラーデ以外にも、~ 沢山の空間と大地が存在しているの」~ 「私の役目は、~ そのエルミナージュの情報整理」~ 「流れ着く情報は膨大で……~ 目の前のあなたを見つめ、~ 言葉を聞いていながらも」~ 「私の片方の目と耳は~ 無限の事実を受け止め続けているわ。~ 今、まさにこの場においても」~ 「その空間で起きたあらゆる戦乱から、~ あなたが初めて恋をした相手まで……」~ 「全ては~ エルミナージュに記録され、収束する」~ 「うふふっ、びっくりした?~ でも、安心して。~ 私はただの傍観者だから」~ 「機構は実体への干渉を許されない。~ それがエルミナージュの法」~ 「どんな災いや悲劇が起きても、~ 私は見ている事しかできない」~ 「その代わり、~ たとえ神があなたを見放しても、~ 私があなたから目を逸らす事は無いわ」~ 「いつも、見守っているからね」~ 「さ、お話を続けましょうか。~ 聞きたいこと、沢山あるんでしょう?」~ ***神について [#v436df4f] ヒズベルト~ 「偉大なお方よ。~ でも、あなた達の味方とは言えないわ」~ 「あなた達は~ 『ある方の悔悟』によって~ 存在を許されている」~ 「その先は話せないの。ごめんなさいね」~ ***闇の眷属について [#o3aba2cb] ヒズベルト~ 「闇の眷属……。~ 何をもって闇の眷属とするか、難しいけれど」~ 「闇に生を受け、~ 破壊を運命づけられた者たちよ」~ 「神々の手によって~ 新しく世界が産まれると、~ 彼らは総力をあげて制圧しに来るわ」~ 「コントラキオの一件以外にも、~ 沢山の危機を見て来たはずよね?」~ 「警戒なさい。~ 気を抜けば、ボイド様の猟犬は~ あなた達の大地を喰らい尽くしてしまうわ」~ 「……あなた達なら、~ きっと乗り越えられると信じているけれど」~ ***この大地について [#l5cdffec] ヒズベルト~ 「若いけれど古い大地~ 気の遠くなるような時を経て、~ あなた達の大地は存在してる」~ 「多くの愛と、真心に支えられながら、ね。~ いま話せるのはこれだけ」~ 「もっと探すのよ。創世の痕跡を。~ あなた達なら、~ 遙か昔の約束をきっと果たせると思うわ」~ ***この大地について(一定条件を満たした後) [#w909a446] ヒズベルト~ 「…………。~ そうだ、蔵書整理をしなきゃ」~ 「ごめんなさい、~ あなた達の相手をする暇はなさそう。~ また今度ね」~ ~ ヒズベルトの蔵書整理を見ていますか?~ →はい~ いいえ~ ~ (「いいえ」を選択)~ ~ 君達は邪魔をしないように側を離れた。~ ~ ~ (「はい」を選択)~ ~ ヒズベルトは君達を無視するかのように、~ 本を手に取り始めた。~ ~ ヒズベルト~ 「やぁね。ごちゃごちゃになっているじゃない。~ ちゃんと片付けておかないと」~ 「えぇと……管理番号……これは未登録ね。~ ゼフカカはウルナ。系は301のラーデ」~ 「創命神オルセス様がお作りになった大地で、~ 生命は発生したけれど、デーハインが~ 承認しなかったもの。懐かしいわね」~ 「そしてこっちは管理番号304972。~ ゼフカカはフィオナ。系は487のノリス」~ 「存在神デーハイン様がお作りになった大地。~ 承認はされているけれど、~ 命が発生しなかった場所」~ 「まぁ、創命神と仲違いして~ 勝手に作ったのだから当然よね」~ 「あら、途中から系が変わっているわね。~ 系は301のラーデ。~ 書き換えられた、とメモされているわ」~ 「どうして改竄されているのかしら?」~ 「うーん……」~ 「あぁ、思い出した」~ 「新創地304972は、~ 生命を移住させようとした~ オルセス様やサリジャナ様が……」~ 「未登録大地のウルナと~ 無理やり融合させてしまったのだったわ。~ 生命が生きられるよう、系まで更改して」~ 「結果、この大地は管理番号304972、~ 301のラーデ系になった、と」~ 「まったく、面倒な事をしてくれるわよね。~ ご丁寧に大地の名前まで~ フィウール・ラーデなんて変えちゃって」~ 「こんなことで機構の目を~ 誤魔化せるなんて思っていたのかしら?」~ 「管理番号304972.487の~ フィオナ・ノリスは……」~ 「承認されない大地ウルナ・ラーデと融合され、~ 管理番号304972.301の~ フィウール・ラーデに変更されて……」~ 「こんな面倒な事をしてくれた~ 創命神オルセス様と変幻神サリジャナ様は~ 事象の地平に送られて当然」~ 「でも、往生際の悪いサリジャナ様は、~ 去り際にデプルス因子なんて~ ばら撒いたんだっけ」~ 「この因子の拡散、~ 私がわざと見逃したんじゃないか、~ なんてサブラ様以来の不信任案も出されたわ」~ 「まったく腹の立つ話!!」~ ~ ~ ……何故だろうか。吐き捨てる言葉とは裏腹に、~ ヒズベルトの表情は過ぎ去った日の記憶を~ 懐かしむように見えた。~ ~ ~ ヒズベルト~ 「この大地の記録はかなり厚いわね。~ 潜在的にもう1つのゼフカカを抱えていて~ 不安定なくせに、よく続いたこと」~ 「……でも、結局終わってしまったのよね。~ 終了時刻は61043891」~ 「あら、珍しい。~ 全く同じ開始時刻の大地があるわ。~ その大地は管理番号712612、系は……」~ 「やだ、系まで同じ301じゃない」~ 「この頃は……空間神ボイド様が主席神になり、~ エルド創出のための計画が~ 全体的に見直された時期よね」~ 「エルド創出のための特別な大地が計画され、~ エルド創出の可能性の低い大地は~ ことごとく整理されていったわ」~ 「その中には、アラーナ系の~ ベルナフなんて大地もあったわ。~ 稀に見る信心深い平和な大地だった……」~ 「……見ていたわよ。彼女の無念も、全て」~ 「そして、~ 同時に整理されたのがフィウール・ラーデ」~ 「あら、追記なんてあるのね。~ 廃棄を提案するボイド様と存続を提案する~ デーハイン様の間で意見交換がなされた」~ 「神も後悔するのかしらね?~ あの一件以来、~ デーハイン様は人が変わってしまったもの」~ 「既に移住した生命も根付いているけれど、~ 潜在的に2つのゼフカカ、ウルナとフィオナを~ 抱えていて不安定なフィウール・ラーデ」~ 「なになに、追記によると……。~ 聖礎なんてものを持ち出したのね」~ 「ゼフカカの主権を保障するもの。~ これによって、フィオナの主権が確定し、~ 不安定さは解消され、ボイド様も一応は納得」~ 「ただし、ウルナは永遠に封印される事になった。~ そして、この大地は管理番号を変えて~ いちど仕切り直しすることになった」~ 「……フィーナス・ラーデとして」~ 「ふぅ。~ 頭がこんがらがっちゃうわね」~ 「あの時は大変だったわ。~ 同じ大地を再登録するなんて~ 前代未聞だったもの」~ 「ナルゥ様直々に、~ ウルナ・ラーデ時代からいる四匹の古い獣の~ 記憶まで弄る騒ぎになって」~ 「アシュテル様なんかは~ いっそのこと消してしまえと言ってたわ」~ 「機構に正式な届出があったからよかったものの、~ 下手をすればデーハイン様も地平送りよ」~ 「……まぁ、~ 存在神の意向は無視できないし、~ 仕方ないのだけれど」~ 「んで!!」~ 「加えて、今回の~ 闇の眷属によるウルナ復活事件だもの!~ ほんと、大尚書はやってくれるわ!!」~ 「あの子達、~ どこまで神と大地に敵対するつもりなのかしら」~ 「でも、騒ぎのお陰で救われた子もいる」~ 「本当に長かった。~ けれど~ 2人とも、やっとあるべき姿になれたのよね」~ 「……あら、そんな所で何をしているのかしら?~ さっさとあっちに行きなさい。ふふっ……」~ ~ ***神々の世界について [#ic58df81] ヒズベルト~ 「ごめんなさい。~ 教える事はできないわ」~ ~ ***奥の扉について [#b6aa1f08] ヒズベルト~ 「あの扉のむこうでは、~ 1人のお姫様と~ 4人の従者が闇の眷属と戦っているわ」~ 「あなたも冒険者なら、~ 助けてあげたらどうかしら?~ ……きっと無関係じゃないと思うわよ」~ ***人間やエルフ達 [#o816641c] ヒズベルト~ 「可愛いわ、とっても」~ ~ ***命とは [#b5db57c7] ヒズベルト~ 「さあ?」~ ~ ~ *記録された歴史 [#f18ed1bf] ヒズベルト~ 「これは、あなた達の記憶。~ 経験してきた事が記されているわ」~ 「お望みなら~ もう一度記憶を辿ることができるけれど」~ 「この記憶を辿ってみる?」~ →はい~ いいえ~ ~ (「いいえ」を選択)~ ヒズベルト~ 「そう。いいわよ、どちらでも」~ ~ (「はい」を選択)~ ヒズベルト~ 「わかったわ。~ では、行ってらっしゃい。~ 自らの記憶の中へ」~ ~ (戦闘終了後)~ ヒズベルト~ 「はい、お疲れさま。~ どうだった? 何か収穫あったかしら」~ ~ ~ *雑談 [#i8772717] **1周目、もしくは記録のワンド入手後で周回条件を満たす前 [#dd1bbdc4] ヒズベルト~ 「なぁに?~ どこかで会ったような気がするって?~ さぁ、どうかしら? うふふっ」~ **2周目以降 [#e4362e29] ヒズベルト~ 「なぁに?~ どこかで会ったような気がするって?~ さぁ、どうかしら? うふふっ」~ 「そうだ、~ せっかくまた出逢えたんだもの。~ 記念にこれをあげるわ」~ ~ ~ 記録のワンド を手に入れた。~ ~ ~ ヒズベルト~ 「このワンドは、特別な品。~ あなたの旅が無駄じゃなかったって、~ きっと思えるようになるわ」~ **周回条件を満たした後 [#wd8fdee3] ヒズベルト~ 「あなた、随分強くなったのね。~ それなら……~ 少し、面白い体験をしてみない?」~ ~ ~ ヒズベルトの言う通りにしますか?~ →はい~ いいえ~ ~ (「いいえ」を選択)~ ヒズベルト~ 「そう……」~ ~ ~ (「はい」を選択)~ ヒズベルト~ 「じゃあ、目をつぶって……~ そうよ、良い子ね……」~ 「あなた達は少し、頑張りすぎたみたいね。~ この先は神々の領域。~ 人が立ち入ることは叶わない」~ 「法が乱れ、律が破られるなら、~ 私はあなた達の世界を~ 閉じなければならないわ」~ 「だから、お戻りなさい。~ 全てを忘れて、人として生き直すために」~ 「その代わり……~ あなた達の旅がもっと楽しくなるように、~ おまじないをしてあげる」~ ~ (2周目へ行く場合)~ * レア・アイテムの出現率が 上昇 *~ ~ ヒズベルト~ 「あなた達の歩んできた道……~ そのまま持ち帰る事はできないけれど、~ 地図だけでも覚えて帰る?」~ ~ ~ * マップを引き継ぐと *~ * 踏破扱いには なりませんが *~ * 埋めた部分の地形を見る事ができます *~ ~ ~ マップを引き継ぎますか?~ →はい~ いいえ~ ~ ヒズベルト~ 「そろそろ、お別れの時間。~ けれど、~ これは新たな物語の始まりでもあるわ」~ 「あなた達が歩みを止めない限り、~ 私たちは何度でも逢える。~ 何度でも、語りあう事ができる」~ 「またいつか…… 会いましょうね」~ ~ ~ *奥の扉 [#s0b272e8] **奥の扉(話す前) [#t19d4c13] ヒズベルト~ 「ん? 奥の扉が気になるの?~ 通りたい?~ さーて、どうしようかしら」~ **奥の扉(話した後) [#v6f00765] ヒズベルト~ 「行くのね。~ 止めたりはしないわ。行ってらっしゃい。~ 色んな物を見てくるのよ」~ *奥の扉を初めて通るとき [#i6a6e4f7] ???~ 「ヒズベルト様。~ ウルナ=ゼフカカを新創地にしたそうですね」~ ~ ヒズベルト~ 「ええ。それが何か?」~ ~ ???~ 「ウルナ=ゼフカカは出自からして不正な大地」~ 「いたずらに残しても、~ 闇の眷属を肥えさせるだけ」~ 「これを期に、廃棄すべきではなかったかと」~ ~ ヒズベルト~ 「暫定的な措置よ。登録しないままにして、~ 後で神々の間でもめて、やっぱり登録、~ なんてなったら面倒だもの」~ 「無かった物を用意するより、~ 既にある物を廃棄した方が楽でしょう?」~ ~ ???~ 「それだけでしょうか。~ 私には、ヒズベルト様の個人的な思惑が~ 介在しているように思えてなりません」~ 「ゼフカカを如何に成すかは神の意思。~ ボイド様のお耳に入ったらどうなることやら」~ ~ ヒズベルト~ 「エルミナージュの情報管理は私の管轄。~ 神々にお伺い立てるような話ではないわ」~ 「それに、神が廃棄するというなら、~ 勝手にやればいいでしょう。~ 私はそれを記録するだけよ」~ ~ ???~ 「そういえば……~ ヒズベルト様は過去に2回ほど~ 不信任を問われてましたね」~ 「デプルス因子の件。~ そして、煌天秤の件……」~ ~ ヒズベルト~ 「いずれも否決されたでしょう。~ 私は潔白よ。~ それとも、蒸し返すつもりかしら」~ ~ ???~ 「いえいえ、滅相もございません。~ ただ…… 大分と……」~ 「大分と……、~ ボイド様が気にかけておられましたよ?」~ 「サブラ様と同じ道を辿るにしても、~ もう少し上手くやって頂かないと困るのですよ」~ 「私が司書になるには、時期尚早……。~ 色々と準備したい事がございますので。~ どうかそれまで、ご自愛頂ければと……」~ ~ ヒズベルト~ 「はい、どうも。~ 良い後任が見つかるまで、頑張らせてもらうわ」~ ~ ???~ 「その余裕、どこまでもつか楽しみです」~ ~ ヘヴァユール~ 「このヘヴァユール、~ 既にボイド様の推薦を頂いていること、~ お忘れ無きよう……」~ ~ ~ 人影は去っていった。~ ~ ~ ヒズベルト~ 「…………」 ~ *古の唄ウルナード [#yd02b91f] #ref(イベントログ/廃画「滅びの朝」.png) ウルナは願った ちいさな幸せ~ 地中に息づく 初めての友~ 手を取り祝おう 二人の出会いを~ 触れる指先 土の温もり~ ~ ウルナは願った 果て無き空を~ 大空に舞え 二人目の友~ 風が吹き抜け 天地を結ぶ~ 抱きしめてみれば 愛しき命~ ~ ウルナは願った 心の炎~ 燃えよ魂 三人目の友~ 胸に宿るは 命の賛歌~ ここに在るのは 潰えぬ希望~ ~ ウルナは願った 安らぎの水~ 深くたゆたう 四人目の友~ 寝顔を照らすは 月光の波~ この幸せよ 永遠であれ~